水と空気と星空と
明治12年。今から130年前に着工して完成した国直轄の農業水利事業第一号。安積疎水が作られました。
社会の授業で習う日本3大疎水の一つです。
驚きなのは、約9,000haの灌漑区域面積があるにもかかわらず、僅か5年の歳月(通水だけならたった3年[試験通水])で完成していることです。
この『お水』のおかげで、私たちの田畑は潤いを得ることができます。
この『お水』ですが、
福島県の湖として有名な猪苗代湖の湖水が、山を越えて安積原野と呼ばれた現在の郡山市・須賀川市一帯まで流れており、広大にもかかわらず不毛だった平地を、農業の一大生産地へと押し上げました。
つまり、ささき米の生産には猪苗代湖の水を用いていると言えます。
ちなみに、猪苗代湖の湖面標高は海抜514m。郡山市の標高は海抜245m前後(安積平野)。どうやら、山越えできれば流れてくれるようです。
磐梯山を眺めた流麗な水。昨今では残念ながら透明度日本一の座は失ってしまいましたが、それでもこちらの写真の通り、まだまだ透明感は失っておりません。
私たちの住んでいるところでは、夜になると数多の星々を眺めることができる澄んだ空気と、透き通った空もございます。
きれいな水と空気。
それらに囲まれている土壌。
そして、満天の星の元で生まれ育ったた私たちの『ささき米』を、是非一度味わっていただきたいと思います。
←この写真には、『昴』と『おうし座』と『オリオン座』が写っております。